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Cat Rabbit~猫と兎の愛の日常~

第2章 風邪っぴきのSentimental

「誰でしたか?」

「カメラマンのフジオさん」

「そうですか……良かったですね。これ、リンゴとか桃の皮向けたんで、今日は失礼しますね」

 悲しそうな顔でにっこり笑うカヅキちゃん。

「カヅキちゃん、良かったねって何が?」

「ううん、なんでもないです」

 カヅキちゃんの手を握ろうとするとサッと払い除けられ、マイルームを後にした。

 明日、どういうことなのかもう一度、聞いてみよう。そう思い、眠りについた。

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