完璧な駄犬と憂鬱な秘書
第12章 【最終章】完璧な駄犬と憂鬱な秘書
とりあえず…何着か試着してみたが…
曽根のイチオシはマーメイドタイプの裾の広がりが控えめなものらしかった…
「ライカが気に入ったもので私は構いませんよ?」
と、言うわりには…マーメイドのドレスをチラチラと見ていたのだから…一目瞭然
結婚式まで時間はあるし…
新着のドレスも着てみたいし――――…保留にしてしまった
帰り際…曽根はプランナーさんに真っ黒いウエディングドレスはあるかと聞いていたが…
流石に取り扱ってはいないと言われガッカリしていた…
「しつこいですよ…」
と、曽根を睨むと「///ぁっ…♪」と…腰を引いた…