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カオルがその身体を使い
凋落に成功させた
パインズ事務所の若者から
健太に連絡が入ったのは
その日の夕方であった…。


よし。勝負するか…！


健太は
その夜…
密かにパインズ事務所に忍び込んだ…。

その場には
カオルが凋落させた若者が健太を待っていた。


『あの…俺…。』
これから起ころうとする
不穏なことに
ビビっているのか
若者は明らかに動揺している。

『大丈夫だって。とって食おうなんて思ってないし…。あんたの仕事はこれで終わり。ここのセキュリティ解除だけしたら、帰っていいよ。俺もカオルも、あんたにセキュリティを解除させたなんて言わないから安心しな…。』

健太はそう若者を安心させると
セキュリティを解除させた…。