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『お見通しだった訳か…。さすが、お前と社長は似てるよな…。思わず笑っちゃったよ…。』
健太は
少しほほを緩めて
尊に話しかけた。

『……俺、健太さんが兄貴みたいに思えてました。　俺にマネージャーのいろはを教えてくれましたし…。　…でも、俺と健太さんは根本的に別の世界の人間だったんですよね。…ここから先はいかせませんよ…！』

尊は懐から
携帯警棒を取り出した…。


健太は身構えた

ここで怯んだら
カオルの無修正流出が決定的になる
五郎さんとマコさんの
今の人生が壊される……。


守るんだ！
大事なものを！
不合理なチカラという暴力から。