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『幸せにやってるよ。安心して。高梨さんちの奥さんです。　　　…だからね、浩さん、人は強いのよ案外。　めぐりあう人生で、出会った人を救い救われ…　そんな感じ？』

『…………………。』
浩は黙って美紀の話を聞く。

『だから、浩さん…。鈴村浩さん…。今を生きて、めぐりあう人を大事に頑張ってください…。』
美紀はあらためて
ビールのジョッキで浩に乾杯を求めた。


そこに…

かたん…。
テーブルの上に新しい料理が運ばれてきた
翔太が直々に持ってきた…。


『なんだか、美紀さんがこんなにしみじみと会話されるお相手って少ないですよね。　…なんだか、ついこのかたのこれからにエールを送りたくて…。　これ、サービスです。』
翔太はそう言って
一品料理をサービスしてくれた。