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AV女優と結婚するということ嫁がAV女優になったということ。

第6章 広臣の嗜好。

『ただいま~』

広臣は帰宅をしたが
いつもなら
『おかえりなさい』と広臣を迎える
妻の志乃の声がない…。


『あっ。そうだったっけ、ママは学生時代の友達と2泊旅行か…。』

広臣はそう呟いてから
玄関で靴を脱ぎ
リビングへと入っていった

『あ!パパだ…。おかえり』と
息子のタカシがテレビを見るのをやめて
こちらを振り向いた。

キッチンの奥からは
母の佳江(タカシの祖母、志乃の姑)が
広臣を迎えた。

『あ、バアバ、ただいま。今日は悪いね、ママがさ、急に学生時代の友達と旅行に行っちゃうもんだからさ…』
広臣は申し訳なさげに
バアバこと佳江おばあちゃんに
ねぎらいの声をかけた。

『いいのよぉ。たまにはママにも息抜きさせてあげないとね。 …パパさんはちゃんと、ママにありがとうって言ってる?ちゃんと感謝しなさいよ… …でないと…』

『うん?でないと?』
広臣が問い返すと
佳江おばあちゃんは
小声で
『…(あんた、浮気されちゃうよ)… (笑)アハハハハッ!』
と笑い声だけ大きく広臣に話しかけた


『ったく… ママは大丈夫だよ。バアバは心配性だなぁ…。』
広臣はのんきそうな顔で
そう返答した。


そのことが真実になっているとは知らずに…

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