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AV女優と結婚するということ嫁がAV女優になったということ。

第11章 マコと二人の接点

さらに2ヶ月が経過した。

『ふぅ…。』

真由子は
この休暇の間
何日かに1回は心配して
会いに来てくれた五郎に

『ゴローちゃん!心配かけちゃったね…。ありがとう。もう私、大丈夫だよ。あのときは… 』
そう言って
オヤジ男優からの
輪姦攻撃に発作的に追い込まれて
手首を切ったり理由を
真由子は五郎にプレゼントした話はじめた…、


実は
真由子が大学進学と同時に
田舎を離れたのは
名門女子大に合格しただけではなかった。

真由子は
実の父親に
性的な行為を中学生の頃から
強要され続けていたのだ…

田舎町の名士だった真由子の父は
その篤い人望の裏側に
言葉にするのもおぞましい
歪んだ性癖を持ち合わせていたのだ…

真由子は五郎にそんな父のもとから
脱出するために
毎晩母の目を盗んで
身体を求めてくる父の行為に耐えながら
必死で勉強をした…

そして…
偏差値70を超える
双葉ヶ丘女子大学に現役合格した。

世間体を第一に考える男でもある
チチカラノガレル方法として
真由子は
『双葉に進学したら、逃げ切れるとおもっんだ』

『でも、今度はAV業界に引っ掛かっちゃったけど…』
と自虐的な微笑みをした。

『ゴメンな…』
五郎は
自分の一攫千金に憧れた行動が
過去のトラウマから
必死で逃げ切れたと思っていた
並川真由子という女性に
さらに大きな傷を与えたと知り
それ以上の言葉が出なかった…。

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