好きにさせて
第8章 恋人(仮)
ジリジリと下がるファスナーとともに
見えはじめた茜の肌は
滑らかで
俺は
その肌にキスをしながら
ファスナーを下ろし続けた
なかなか見えてこない
インナーに
もしかしてこの下ブラだけか?
それならそれで
このまま
胸の谷間に舌を這わせたい
というエロい思いが
脳裏に浮かんだ瞬間
白い布が顔をだした
ちょっと残念やけど
茜が
なんも着てないわけないか
苦笑いした俺は
そのTシャツの上から
浅い谷間にキスを落とした
「尚…」
「ん?…ちゅっ…」
名前を呼ばれても
俺はやめないまま
次は胸の下にキスをして
その次は…ヘソ
そして
パーカーのファスナーを外した
茜がパーカーの中に着ていた
白いTシャツは
胸元がかなり開いていて
茜の綺麗な肌が
余計に引き立ち
俺を誘惑する
「尚…」
もう一度名前を呼ばれ
俺は左手を
Tシャツの中に滑りこませて
茜の背中を触りながら
茜を抱き寄せた
「せやからなんや?」
なんや?
と言われながら
茜は素肌を触られてるわけで
なんて言うたらええか
わからんよな(笑)
「………」
「肌、すべすべやなぁ」
「……」
背中を触る手で
イタズラに
ブラのホックを触ると
「ど、どうすればいいのか
わかんないんだけど…」
と、茜は
やっと喋りはじめた
「せやな…
楽しめばええんや」
「え?」
「いちゃいちゃ
いっぱいしたらええ」
そう言って
脇腹をこちょこちょすると
茜は身体をよじらせて
笑った
「尚、それだめっ
ほんと、無理(笑)」
「ほなあとで
その弱いとこ舐めたるな?」
「そ、そーゆーこと…」
「言うで?
いっぱい(笑)」
「もう(笑)」
「なぁ茜、こんなに
胸元開いてたら
ブラ見えてまうで?」
俺は
指でTシャツを引っ張り
茜の谷間を覗き込むと
茜は
「きゃっ」って言いながら
手で隠した
「なんでぇな」
「本当に
大きくないから(笑)」
「知ってる(笑)」