好きにさせて
第10章 好きにさせて
その言葉で
俺の心のブレーキは
効かなくなってしまった
茜は顔を上げて
俺のパンツに手を掛け
俺はそれを
手伝うようにして
パンツを脱ぎ
椅子に浅く腰をかけた
「上手くは…ないけど」
そう言って茜は
俺の開いた足の間に座り
優しく硬いものを手に取ると
すーーっと
裏筋を舌先で舐め上げ
茜は結っていた髪をほどいた
「ぁぁ……」
ゾクゾクする
茜は
俺を握り
優しくしごき始めると
遠慮ぎみに
鈴口をぺろぺろと舐める
茜の目は
閉じられたまま
少しうつむいて
髪で顔を隠す茜が
愛おしくて
たまらなかった
「っう……あぁ…気持ちえぇ」
もっとしてくれ
もっと
その舌で
濡らしてくれ
俺の脳はいつの間にか
茜が舐めれば舐めるほど
唾液で濡れれば濡れるほど
俺のことを好きやと
勘違いし始めていた
「ぁぁ……」
茜は
カリを舐め
また裏筋を何度も舐めると
鈴口に唇を付け
そして
ゆっくりと
俺をカリまで口に含んだ
「あっ…んんっ…」
その瞬間
俺のモノが大きく脈打ち
一瞬
茜も動きを止めた
「ごめんな、気持ちえぇから」
「…んん…」
茜は
俺を咥えたまま
大丈夫だよ
と答えると
更に
俺を奥へ奥へと
飲み込んでいった