好きにさせて
第11章 距離
そして
その日の夜
「いらっしゃい…尚…」
連絡も無しに
来た俺に
茜は少し…戸惑う顔を見せた
「突然ごめんな」
「ううん、お仕事お疲れ様」
店に客はいない
俺はそれを確認して
いつもの席に座った
「ビールでいい?」
「ん〜…」
ここで話を聞くか
部屋で話を聞くか
俺は迷っていた
「……」
茜はどっちの方が
素直になれるんやろう…
「もう…店閉めるんか?
せやったら部屋に来うへんか?」
「……」
即答やないことに
俺は凹んだ
明日は店が休みで
泊まってもええ状況や
そやのに
部屋にも来とうないんか…
「ほな…送っていくか?
俺、車で来てんねん」
「じゃあ…
送ってもらおうかな。
いい?」
「おう、かまへんよ」
「じゃあ片付けるから
これ飲みながら待ってて」
茜は
俺に烏龍茶を出して
奥に姿を消した
やっぱり
ここで話をした方が
良かったやろうか…
俺はもうすでに
後悔していた
茜の家まで
車でわずか15分足らずで
着いてしまう
何をやってんねん
俺は
その日の夜
「いらっしゃい…尚…」
連絡も無しに
来た俺に
茜は少し…戸惑う顔を見せた
「突然ごめんな」
「ううん、お仕事お疲れ様」
店に客はいない
俺はそれを確認して
いつもの席に座った
「ビールでいい?」
「ん〜…」
ここで話を聞くか
部屋で話を聞くか
俺は迷っていた
「……」
茜はどっちの方が
素直になれるんやろう…
「もう…店閉めるんか?
せやったら部屋に来うへんか?」
「……」
即答やないことに
俺は凹んだ
明日は店が休みで
泊まってもええ状況や
そやのに
部屋にも来とうないんか…
「ほな…送っていくか?
俺、車で来てんねん」
「じゃあ…
送ってもらおうかな。
いい?」
「おう、かまへんよ」
「じゃあ片付けるから
これ飲みながら待ってて」
茜は
俺に烏龍茶を出して
奥に姿を消した
やっぱり
ここで話をした方が
良かったやろうか…
俺はもうすでに
後悔していた
茜の家まで
車でわずか15分足らずで
着いてしまう
何をやってんねん
俺は