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好きにさせて

第16章 現実


「茜さんのお父さんは
足が悪いんやって?」


「あ、はい。
仕事で怪我をして
少し不自由にしています。
でも簡単な仕事もできるくらいで
大丈夫なんですけど」


「そぉかぁ。
俺も気を付けんとあかんなぁ」


やっぱり
茜が一人っ子で
親の面倒をみなあかんことが
気になってるみたいで
それから少し
茜の家のことを
質問したりしていた


「さてと
そろそろ
茜ちゃんが持ってきてくれた
苺大福食べよかな。
茜ちゃん
お茶入れるから
手つどうてくれる?」


茜の表情が
少し固くなってきたのを感じたのか
おかんは
茜を台所に誘った

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