好きにさせて
第17章 最終章…好きにさせて
Sadi 茜
尚の言葉に
正直私は驚いていた
『結婚しよう』
尚に
そう言われると
思ってたのに…
「茜から
『ごめん』いう気持ちが
のうなる時がきたら
その時結婚したらええ。
なんも無理して
苦しむ必要はないねん。
俺は…
茜に笑顔で
おって欲しいんや」
その言葉を聞いて
私の身体から
力が抜けたような気がした
尚の出した答えに
従うつもりだった
それが
どんな結果だとしても
「ほんとに
それで…いいの?」
「それがええから
今話してんねん。
俺は、そうしたいんや
あかんか?」
結婚
したかった
すごく
尚の家族になりたかった
でも
どこかで
苦しかった
尚を知るたび
尚の家族を知るたびに
どうしても
『こんな私が…』
という気持ちが大きくなって
優しくされればされるほど
胸が痛んだ
だから
尚の選択に
今、私…ホッとしてる
『ダメなわけ
ないじゃない』
早く尚にそう言わなきゃ
そう思って振り向き
尚を上げると
私よりも先に
尚が話し始めてしまった
「あ、せやけどな
茜の親父さんのことで
困ったことあったり
助けて欲しいことあったら
俺は婿と同じくらいのことは
するつもりや。
茜は
なんも
心配せんでええから」
「……尚っ…」
その言葉で
一気に涙がこみ上げ
喉に詰まって
言葉が出てこない
「あ、茜?
ごめんな
あかんかったか?茜?」
「ううん…っ…いいの
ほんとに嬉しい
っありがと…」
「ほな…ええんか?」
「…ん」
「ほんまにそれで
ええんか?」
「…そう言ってもらえて
ほっとしたの。
こんなに…
こんなに
優しくしてもらって
私…こんな私なのに」
「茜は
こんな私やないで?」
「……」
「茜やないとあかんから
茜と一生一緒におりたいから
結婚が今やないだけや。
お互い苦しい思いして
別れたりするんだけは
絶対嫌なんや。
な?
結婚しよ。
いつか
結婚しよな?」
「…うん」
尚は
潤んだ目で私を見つめ
そして
震える唇で
私の唇に触れると
「…よかった」
と呟いて
涙を流した
尚の言葉に
正直私は驚いていた
『結婚しよう』
尚に
そう言われると
思ってたのに…
「茜から
『ごめん』いう気持ちが
のうなる時がきたら
その時結婚したらええ。
なんも無理して
苦しむ必要はないねん。
俺は…
茜に笑顔で
おって欲しいんや」
その言葉を聞いて
私の身体から
力が抜けたような気がした
尚の出した答えに
従うつもりだった
それが
どんな結果だとしても
「ほんとに
それで…いいの?」
「それがええから
今話してんねん。
俺は、そうしたいんや
あかんか?」
結婚
したかった
すごく
尚の家族になりたかった
でも
どこかで
苦しかった
尚を知るたび
尚の家族を知るたびに
どうしても
『こんな私が…』
という気持ちが大きくなって
優しくされればされるほど
胸が痛んだ
だから
尚の選択に
今、私…ホッとしてる
『ダメなわけ
ないじゃない』
早く尚にそう言わなきゃ
そう思って振り向き
尚を上げると
私よりも先に
尚が話し始めてしまった
「あ、せやけどな
茜の親父さんのことで
困ったことあったり
助けて欲しいことあったら
俺は婿と同じくらいのことは
するつもりや。
茜は
なんも
心配せんでええから」
「……尚っ…」
その言葉で
一気に涙がこみ上げ
喉に詰まって
言葉が出てこない
「あ、茜?
ごめんな
あかんかったか?茜?」
「ううん…っ…いいの
ほんとに嬉しい
っありがと…」
「ほな…ええんか?」
「…ん」
「ほんまにそれで
ええんか?」
「…そう言ってもらえて
ほっとしたの。
こんなに…
こんなに
優しくしてもらって
私…こんな私なのに」
「茜は
こんな私やないで?」
「……」
「茜やないとあかんから
茜と一生一緒におりたいから
結婚が今やないだけや。
お互い苦しい思いして
別れたりするんだけは
絶対嫌なんや。
な?
結婚しよ。
いつか
結婚しよな?」
「…うん」
尚は
潤んだ目で私を見つめ
そして
震える唇で
私の唇に触れると
「…よかった」
と呟いて
涙を流した