テキストサイズ

好きにさせて

第3章 出張


そんなことを
思い出しながら
飛行機が着陸すると
俺はホテルへ向かう
タクシーの中で
茜にメールを打った


『昨日はお疲れさん。
出張から帰ったら
土産もって店行くな』


・・・・送信。


なんや気恥ずかしかったけど
一応写真も添付してみた


なんて
返信来るやろうか


茜からの返信が
気になって仕方なかったけど
なかなか返信は来ない


ホテルに着いて
飯を食い
夜になっても・・まだ


なんでや…


俺はちょっと
テンション落としたまま
シャワーを浴び
ベットに転がると
もう11時過ぎ


そやのに
茜からの返信はなかった


日曜日やのに
店、忙しいんやろうか…


勝手にメールしといて
返信催促するとか
なんやカッコ悪いけど
一言の返信もないことに
俺は妙に落ち込んでしまった


目を閉じても
眠られへんし

LINEやないから
メール開いたかどうかも
わからへんのが
もどかしい


あー…なんや
落ち着かへん


メールなんか
せんといたらよかった


俺はそう思いながら
ベットに寝転んだまま
気を紛らわすために
携帯で
いやらしいサイトの
検索をかけた


人妻…素人……

ん〜…


人妻ではないし

熟女いうほどの歳でもない

ワイシャツ…
そんなんないか(苦笑)


俺は

検索のターゲットを
なんとなく茜に寄せて
画面をスクロールさせていたが

結局俺の脳内は
白いワイシャツの茜が
浮かび出されていた


平田にはあんなこと
言うたけど
女が着る白いワイシャツは
男のロマンやもんな・・・


ブブー…


あっ…きた!



茜から
メールや!

ストーリーメニュー

TOPTOPへ