好きにさせて
第6章 添い寝
「そういえばね、尚…」
布団の中にいると
リラックスするのか
茜はそれから
色んな話をしてくれた
俺は
やんわりと
茜を抱きしめたり
ちょっと髪を触ったりしながら
その話を聞いていたけど
茜は嫌がる様子もなく
茜も俺の髭を
時々触ったりしていた
不思議やな…
茜は
俺との距離が
近ければ近いほど
恋人ごっこをしていた
あの頃のようや
こうして
俺に抱きしめられてんのに
まるでほんまの恋人のように
楽しそうで
おしゃべりで
このままキスしても
なんも言われへんのと違うか?
と、俺が錯覚してしまいそうになる
「それでね、尚」
「なんや?」
茜は
苦手な親父さんと
どうして一緒に暮らしてるのか
とか
たまには
やっぱり
恋人が欲しいと
思う時があるとか
実は店の客から
食事に誘われてる
とか…
そんなことも
話した
親父さんは
仕事で片腕が不自由になり
ずっと一人にしておくわけには
いかんらしく
けど
やっぱり
ずっと一緒におるんはキツくて
小夜で働くことにしたそうや
それから
なんで
恋人をつくらへんかは
わからんけど
今、茜を食事に誘ってる奴は
店のお客さんで
茜の理想の歳上の男らしい
そんなもん
さっさと
断ったらええのに
「なぁ」
「ん?」
「どんな時に
恋人欲しい思うんや?」
「ん〜…
やっぱり寂しい時かな」
「分かるわー
せやから恋人の振りでも
こうやって茜がおると
満たされる」
「ほんと?」
「ほんまや。
ありがとうな、茜」
「や、やだ
お礼を言いたいのは、こっち。
本当にありがと」
「いや、俺は
やりたいことやってるだけやから(笑)
茜抱きしめて
癒されて
ちょっと帰りたない茜を
心配して泊めてやって…
なぁ、茜」
「なに?」
「他はどんな時に
恋人欲しなる?」
「ん〜……どんな時かなぁ…
あ、ねぇ尚は?」
「俺?」
「うん」
そりゃあ
セックスしたなった時やろ
布団の中にいると
リラックスするのか
茜はそれから
色んな話をしてくれた
俺は
やんわりと
茜を抱きしめたり
ちょっと髪を触ったりしながら
その話を聞いていたけど
茜は嫌がる様子もなく
茜も俺の髭を
時々触ったりしていた
不思議やな…
茜は
俺との距離が
近ければ近いほど
恋人ごっこをしていた
あの頃のようや
こうして
俺に抱きしめられてんのに
まるでほんまの恋人のように
楽しそうで
おしゃべりで
このままキスしても
なんも言われへんのと違うか?
と、俺が錯覚してしまいそうになる
「それでね、尚」
「なんや?」
茜は
苦手な親父さんと
どうして一緒に暮らしてるのか
とか
たまには
やっぱり
恋人が欲しいと
思う時があるとか
実は店の客から
食事に誘われてる
とか…
そんなことも
話した
親父さんは
仕事で片腕が不自由になり
ずっと一人にしておくわけには
いかんらしく
けど
やっぱり
ずっと一緒におるんはキツくて
小夜で働くことにしたそうや
それから
なんで
恋人をつくらへんかは
わからんけど
今、茜を食事に誘ってる奴は
店のお客さんで
茜の理想の歳上の男らしい
そんなもん
さっさと
断ったらええのに
「なぁ」
「ん?」
「どんな時に
恋人欲しい思うんや?」
「ん〜…
やっぱり寂しい時かな」
「分かるわー
せやから恋人の振りでも
こうやって茜がおると
満たされる」
「ほんと?」
「ほんまや。
ありがとうな、茜」
「や、やだ
お礼を言いたいのは、こっち。
本当にありがと」
「いや、俺は
やりたいことやってるだけやから(笑)
茜抱きしめて
癒されて
ちょっと帰りたない茜を
心配して泊めてやって…
なぁ、茜」
「なに?」
「他はどんな時に
恋人欲しなる?」
「ん〜……どんな時かなぁ…
あ、ねぇ尚は?」
「俺?」
「うん」
そりゃあ
セックスしたなった時やろ