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好きにさせて

第6章 添い寝

とは言えず(苦笑)
とりあえず

「キスしたなった時やな」

と、答えてみた


すると
茜から
思いもよらない返事が返ってきた


「わかる」


えっ…


「キスしたいって
思われたいし…ね」


俺は
したい思てるで


「なぁ、食事誘うてる男と
お前キスできるか?」


そう言いながら
茜の上に軽く覆い被さり
俺は
茜の頰に手を滑らせた

トクンッ…

トクンットクンットクンッ…


「…尚?」


「なぁ、できるか?」


「……嫌、かな」


「ほなもう
誘いは断ってまえ」


「……う、うん」





「したいなぁ…」





「……」







「茜と」





茜は
強がりで

頼るのが苦手



して欲しいことも

したいことも

助けてもらいたいことも

自分からは
なかなか言えへん




せやから





俺が頼ることにするわ



な、茜




「キス…したいねん」



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