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好きにさせて

第7章 誓い


「何がええかは分からへんけど
とにかく白いシャツは
あかん」


「うん」


「まぁ色々考えたところで
結局のところ
茜を気に入ってる男は
茜が何を着てても
ええ思うやろうしなぁ」


なんや
腹立つけど


「あ、尚・・そろそろ時間・・」


「もう?」


「・・うん・・」


いやや

もうちょっと
おってくれ

おられへんなら


昨日みたいな
キス
してくれ


「しゃあないなぁ。
じゃあ・・」


「じゃあ・・・・」



そう言いながらも
名残惜しくて
俺は茜を解放することが
できなかった


こんな重いことしたら
あかん

せっかくええ感じやのに
やりすぎや

わかってる
引かれたら終わりなんや


そやのに俺が
なかなか離れへんから
見かねた茜が
きっかけを作った


「尚…」


「ん?…」


「また来るから」


「ほんまか?」


「うん」





「俺、枕買うて待ってんで?」




「うん」


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