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腐男子仲間から恋人へ

第3章 ~再婚で増える家族~

「いないわよ~
私は、今の暮らしで充分よ」

「そう……。」

それから、何度か同じ話しをするが返ってくる言葉も一緒だった…。

お母さん、きっと…きっといつか僕達の事を受け入れてくれて、お母さんの事を幸せにしてくれる人が現れるから、最後まで諦めないでほしい…。

~現在~

◇京橋レストラン◇

そして現在(いま)、そんな人がやっと目の前に現れた。

「僕は、お母さんの今までの苦労が報われるぐらい……幸せに…笑顔にしてくれる人なら、喜んで再婚を認めます…。」

僕の両目から、いつの間にか涙が流れていた。

「だから、お願いしますッ…。
お母さんの事を幸せに……家族4人で暖かい生活を送っていきたいです……お義父さん…。」

「明人君…。」

「明人、ありがとう…。」

気付けば、照人さんもお母さんも涙を流していた。

すると、照実君が僕に抱きつく。

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