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元カレとヨリを戻したのは夫が浮気をしていたせいじゃなくて

第3章 憧れだったはずが好きになってしまった人♡沙織SIDE♡

「もうすっかり良くなったよ。ありがとう」

「それなら良かったです」


でもやっぱり心なしか落ち込んでいる様子。


コーヒーを二つテーブルに置いて
マスターからの伝言を思い出した。


「本條社長。一杯でもお届けしますよ」

「え?」

「一杯のデリバリーは申し訳なく
思われているんじゃないかとマスターが」


本條社長は気遣っているはずだと
マスターは言っていた。

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