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元カレとヨリを戻したのは夫が浮気をしていたせいじゃなくて

第27章 不倫の救世主♥内野聖人SIDE♥

範子さんは俺の溢した涙を
素手で拭ってくれた。


「すみません……せっかくの料理が
冷めてしまいますね」

「泣き止むまで待っています。
その代わり明日も明後日も温かい料理を
ここに食べに来てください」

「ここに……ですか?そうなるとランチは?」

「内野さんの為だけに昼食を作ります。
だからランチ営業はしません」


それは……


それって……


勘違いをしてもいいってことか?


目を閉じた範子さんに
一か八かの想いで唇を重ねた。

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