無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「沙織ちゃんも頑張るなら
俺も女性への苦手意識を克服しようかな」

「そっちは私がマスターのお役に立ちますよ。
今夜一緒に飲みに行きません？」

「先ずはそこからか。ヨシッ！乗った！」


斗真さんのことが
完全に吹っ切れたわけじゃない。


だから今夜は一人で過ごしたくなかった。


それと就活を手助けしてくれる
意味合いも込めて。


「マスターってお酒強いんですか？」

「ぼちぼちかな。沙織ちゃんは強そうだね」

「ぼちぼちですかね。ぁッ、美味しいものも
食べたいな」