テキストサイズ

元カレとヨリを戻したのは夫が浮気をしていたせいじゃなくて

第30章 愛人からの旅立ち♡祐希奈SIDE♡

「ご馳走さまでした。また連絡しますね」

「俊介さんもシンガポールに旅立つ前に
是非もう一度、いらしてね」

「ありがとうございます」


範子さんの店を出ると
そこからは無言が続いた。


俊介……気付いている。


斗真の存在に。


斗真だとは分からないにしても
私から男の影を感じ取っているはず。


このよそよそしさは絶対にそれだ。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ