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元カレとヨリを戻したのは夫が浮気をしていたせいじゃなくて

第35章 不倫の救世主♥川﨑賢人SIDE♥

中学二年生の四月の始業式で
隣の席の加藤杏璃に
初めて恋と呼べるものを感じた。


当時の俺は親父の仕事のせいで
クラスメイトに散々イジられまくっていた。


そんな俺に唯一
優しい言葉を掛けてくれたのは
杏璃だった。


『言いたい奴には言わせておきなよ。
それに私、将来の夢は銀座のクラブ経営だから
賢人の味方だよ』


俺を慰める為の言葉だと思っていたが
実際に杏璃は銀座のママとして
クラブを経営していた。

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