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元カレとヨリを戻したのは夫が浮気をしていたせいじゃなくて

第37章 円満離婚■斗真SIDE■

こうして胡桃と向き合うのは
何日……何ヶ月振りのことだろう。


俺は今日までことを嘘偽りなく
事実だけを伝えた。


胡桃は微動だにせず
涼しい顔をして
俺の話に耳を傾ける。


逆にそれが怖かったりする。


そして胡桃の答えは……


「種無しとか、まじ無理だから。
子供欲しいし、死ぬまで斗真と二人きりなんて
有り得ないわ。気持ち悪ッ」


この発言の時だけは例外で
表情を強張らせ
瞳には涙を浮かべていた。

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