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「男女雇用均等法などと言いながら
女性にはまだまだ厳しい社会です。
しかし永井課長なら乗り越えられると
僕は信じています」


御世辞でも慰めでもない
本條社長の真の温かい言葉。


つい涙腺が緩んでしまう。


「本当に……ありがとうございます……」

「僕も力になれることがあれば
協力させて頂きます」


ハンカチを差し出すタイミング。


やっぱり本條社長は分かってくれている。