嘘つきな唇
第5章 *未来予想図*
「……雪奈……
二人で幸せになろうな……」
「……ええルウ……
幸せになりましょう……」
「……雪奈、俺……
今日泊まってもいいの?……」
「……勿論よ……
ルウ泊まってって?……」
「……有り難う……
今日は突然予定変えちゃって、
ごめんな?……
明日の朝雪奈と一緒に出て行くよ。」
「……ルウ……謝ら無いで?
ルウと少しでも長く居られるのは、
幸せな事なのよ?……♪
「……雪奈有り難う……
今日はもう寝ようか?雪奈疲れたろ?……」
「……大丈夫よ……
ルウも疲れたでしょ?先に寝てて?……」
「……雪奈は?……」
「私は辞表書いてから寝るわ。」
……瞬間ルウに抱き締められた……
「……雪奈ほんとにごめんな……」
「……ルウ……もう謝ら無いで?
私は幸せなんだから……」
「……雪奈有り難う……
俺を選んだ事後悔させないから……」
「……ルウ信じて居るわ……」
「……うん……ずっと……
信じてて。俺の事……」
「……ルウもう休んで?……」
「有り難う。雪奈待ってるよ♪」
「ええ、ベット使ってね?」
「有り難う♪先行くね?」
「ええ♪待っててね?」
私はルウを寝かせると、
辞表の紙を持ちリビングに行き、
辞表を書き出した……