嘘つきな唇
第7章 *新境地*
そして暫くして前々から、
チェックしておいた不動産屋に、
着いた♪
「……すみません♪……」
「……はい♪いらっしゃい♪……
おや、新婚さんかな♪」
「……ハハ♪……」
……新婚さん……と言う言葉が心地良い♪
「……どうぞ……お掛け下さい。」
「……はい……すみません。」
「……イヤー、これは!……
えらい美形な御夫婦ですなあ!」
「……いや、そんな!……」
「奥さんもべっぴんさんで羨ましいですなー♪」
「/////」
……アハ♪……
雪奈ってば顔真っ赤♪可愛いー♪
……や、そうじゃ無くて。笑……
「……あの……
夜の仕事ならどの返がいいと思いますか?
やっぱり道頓堀とかかな?」
「ああ、そうだねえ。道頓堀なら、
上手い食いもん滅茶苦茶揃ってるけど
奥さんが住むにはどうかなあ?」
「……やっぱりそうですよねえ……」
「……ルウ?……あたしなら大丈夫よ?」
「……でも雪奈……女の子だからね?……」
「……じゃあ!……
道頓堀と大阪駅周辺両方見てみますか?
丁度どちらにも新しい物件、
今日入って来たとこですよ!」
「……そうなんですか?……」
「……ええ!……お客様ラッキーですよ♪」
「……そうですか♪……雪奈そうしよっか!」
「……ええ♪……」
「……じゃあすみません……
それでよろしくお願いします!」
「……ほな行きましょか♪……」
「……はい!……」
こうして俺達は実際見に行く事になった♪