
嘘つきな唇
第7章 *新境地*
「……いらっしゃいませ♪……」
「すみませんが娘の、
ウェディングドレスを選んで頂けますか?」
「まあ!お綺麗なお嬢様♪
かしこまりました♪」
「後、彼のタキシードもお願いしますね。」
「……あらまあ!……
美男美女のカップルですわね♪」
……ん?今なんつった!?……
俺の聞き間違い!?タキシ!?……
……タキシードおぉぉ!?……
「ルウくん?sizeは何号かね?」
「えええっ!?俺も着るんすかあ!?
タ、タキシード!?……」
……イヤイヤ待てよ、俺……
タキシードなんて俺考えても見なかったしww
……つまり……
結婚式って事はそう言う事かww
……えーっ!!……マジで勘弁して……!!
想像つかね……!!
「……いやあね、ルウったら!……
花婿だもの♪当たり前じゃ無いww」
……どっ!アハハハ!……
「……やーでも……雪奈www
俺のタキシードだよー?……
雪奈~想像出来るー?、、、」
「……まあね。確かにねww……」
「……あらあら!そんなに……
心配しなくても大丈夫ですよ。
とっても綺麗なお顔だちだもの♪
きっとお似合いですわ♪」
「……はあww……」
「……諦めなさい!旦那様♪……」
……う、わあ♪旦那様かあ♪いいなあ!……
……しゃーねえな!……
こうなったらタキシードでも袴でも、
何でも着てやるよww
俺はもう全てを諦めて居た。笑笑
