嘘つきな唇
第7章 *新境地*
「……はい、カクテル♪……」
「ルウ有り難う♪ルウのカクテル飲むのも、
ほんとに久し振りだわ♪」
「……そうだね♪……俺も、
作る事自体久し振りだから。笑」
「……あっ、てか!……
余りのルウのイケメン振りに、
すっかりお祝い渡すの忘れてたわ!
はい、これ花束♪
二人共ほんとに結婚おめでとう♪」
「……未来有り難う!……綺麗ね♪」
「……未来ちゃんサンキュー♪……」
「……ルウ私花束……
花瓶に生けておくわね♪花瓶あるかしら?」
「……ああ雪奈サンキュー♪……
今持って来るよ♪」
俺は花瓶を雪奈に渡した。
「……はい、雪奈♪……サンキューな♪」
「……雪奈有り難う!……」
「こちらこそ♪未来ほんとに有り難うね♪」
「……いえいえ♪……だけどほんとに二人が、
結婚までしちゃうなんてびっくりだわ!」
「……ハハ♪……未来ちゃんには、
俺達ほんとに感謝してるんだよ♪」
「……え、どうして?……」
「……だって……未来ちゃんが、
このラウンジに雪奈と飲みに来てくれたから、
俺達二人出逢えたんだから……」
「……ああそっか!じゃあ……
あたし二人の愛のキューピット?
あの時は噂でこの店に超イケメンが、
居るって聞いたから来て見たのよ♪」
「……そうなんだ♪……
で、感想はどうだった?……」
「……そりゃもう!……
噂以上のイケメンよ♪この雪奈が、
ルウに恋に落ちたぐらいだものね♪」
「……未来ったら!……」
「でもなんで未来ちゃん達の会社で、
噂が立ったんだろう?……
会社の人が飲みにでも来たかな?」
「……多分ね♪……そうだと思うわよ♪」