嘘つきな唇
第10章 *新しい扉*
「こんにちは。引越しセンターです!
お荷物お届けに来ました。」
「……はあい!……
ご苦労様です。お上がり下さい。」
「……お邪魔します!……」
今日は荷物置くだけだから4人で来て居た。
「……わあ!……広いお部屋ですね♪」
「有り難うございます!」
……そして……
作業が始まった♪
次々とダンボールの箱が開き、
それぞれの場所に置いてくれた♪
……俺と雪奈は……
特にこの時はやる事が無かった。
やっぱり俺達が忙しくなるのは、
引越し屋が帰ってからかww
「……すみません!……
冷蔵庫は何処に置きますか?」
「……あ、そこの……
キッチンの角にお願いします。」
「……TVは?……」
「……そっちのリビングの……
雪奈、TV何処に置こうww」
「……そうねえ……真ん中にテーブルで、
端っこにソファーが来るから、
壁紙の中心かしら?」
「……ああそうだね!……すみません。
壁から5cmぐらい離してそこに置いて下さい。」
「解りました♪」
……そして……
20分程で作業が終わった。
……早ッ!……ここはマジで早いなあ!
「……すみません……終わりました!」
「有り難うございます!」
「料金はこれで頂きましたので、
失礼します!」
「……はい!……有難うございました♪」
「……さあ雪奈!……忙しくなるぞ!」
「ええ!頑張りましょ!」
「……ああ!……」
俺達はまず窓を吹いてカーテンを着けた♪