嘘つきな唇
第3章 *決心*
「……雪奈ただいま♪……」
「……ルウお帰りなさい……」
「……雪奈……
気持ちいいよ♪入っておいで♪」
「……ええ行ってくるわ♪……」
……俺は……
雪奈が出るまでビールを飲んで、
TVを見て居た♪
……時刻はまだ9時……
二人が交じり合うには充分有り余る時間だ……
……いよいよなのかな……
……もし雪奈とそうなったら俺は……
……雪奈の人生を背負う覚悟がある?……
20分ぐらいしたら雪奈が風呂から出て来た。
「……ルウただいま……」
「……雪奈お帰り……」
……雪奈の……
風呂上りの浴衣姿がめっちゃ色っぽい……
……さすが年上の女……
……ヤバい雪奈クラクラするよ……
「……ルウどうかした?……」
「……いや、何でも無いよ?……」
「……そう?……」
「……雪奈……
明日朝早いからそろそろ寝ようか?……」
「……そうね……」
……そしてその時俺は……
雪奈の涙に気が付いた……
「……雪奈泣いてるの?……」
……俺が……
部屋の灯りを消そうとした時、
とうとうその時はやって来た……