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放課後は保健室で

第3章 おにぎりの具は何ですか




「えへへ。ごめんなさ―いっ!」


笑って謝ったらまた頭をがしっとつかまれわしゃわしゃされた。


「だあ!やめれバカ結!」


「可愛い顔するから―っ!」


ああ…せっかく押さえつけていたくるくるがまた制御不能に。


「じゃあ行こうよ、早く屋上!先生の顔も見たくないし」


「そうだね―。行くか」


へらっと笑いながらいつも鍵を入れているポッケに手を突っ込んでサア―と血の気が引いた。





忘れてた。



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