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放課後は保健室で

第4章 ぶたさんは見ていた




「え―っ!!んなことないよっ!常に周りに気を配ってます!」


敬礼のように手を目の上に当て、周りをキョロキョロ見回すようにする。


「バカっぽいからやめな」


……結に一蹴された。


「まああたしは大丈夫だから、心配すんな!」


冷たかった眼差しがふっと優しくなる。


「わかった。その代わり何かあったら言いなさいよ?」


ああ、やっぱり私は結が大好きだ。


衝動的に結に抱きつく。


「うん!ありがとっ」


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