テキストサイズ

放課後は保健室で

第5章 余熱で3分




なんか、体があっつい気がする。



ぼんやりと開けた目の先に見慣れない天井がうつる。


あれ、ここどこだっけ…



かすかな薬品のにおいに首をめぐらす。


「おはよう、よく眠れた?」


横に倒した顔のその鼻先10センチぐらいのところにメガネをかけてにっこり笑う先生がいる。


「…ぴぎゃあああああっ!!!」


「ってえ!!!」


……っびっくりしたあ…


近い!

寝起きにこれはアウトでしょ!!


ストーリーメニュー

TOPTOPへ