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放課後は保健室で

第2章 鍵の落とし物




…………。


あれ、返事がない。


なんだか急に恥ずかしくなってきた。


「ちょっと何か反応して下さいよ!恥ずかしいじゃな…、うわぁっ」


ぶたさんの影からチラリと先生を確認しようとしたら先生が私の真っ正面のすぐ近くまで来ていた。


慌ててぶたさんに隠れる。

隠れるといっても大きさ的に顔の3分の2くらいだけなのだが。


「ブヒ―ッ晴香チャンニチカヅクナ!!」

2、3歩後ずさるが棚にぶつかる。


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