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三角関係ときどき四角

第3章 それぞれの思惑

「陵介くんッ、いらっしゃいッ。
あがって、あがってッ」

「今夜は突然の誘いにも関わらず
ありがとうございます」


舞彩と父親が玄関先で出迎えてくれた。


「お招きありがとうございます。
三鷹陵介と申します。あの……お母様は?」


肝心な千夏の姿が見当たらない。


「ママはまだ仕事中なの」

「そっか。じゃ、後程挨拶させてもらうよ」


最後に千夏に会ってから
一ヶ月も経過しているのに
気持ちは冷めることなく
想いは募るばかりだった。

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