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三角関係ときどき四角

第3章 それぞれの思惑

「血縁関係が無いといっても
小さい頃から見てきたので
僕にとっては本当の娘のようで」


舞彩の掛かり付けの病院が
長谷川医院だったらしい。


「舞彩さんもお父様を慕っているようで
それが何よりですね」

「陵介くんは、どうですか?」

「はい?」

「舞彩とは……どうなのかな……と」


……そうだった。


いつ帰ってくるか分からない
千夏のことばかりを気に掛けていた。

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