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三角関係ときどき四角

第4章 新婚旅行

「……分かった」


そんな僕に千夏は怯んだ。


「食事の時に見せればいいよ」

「……そうだね」


僕が掴んでいる千夏の手は震えていて……


「食事前に風呂でも入ってくればいい。
内風呂もあるし」

「……ぅん」


でもこの手を離してしまったら
僕の好きな千夏が消えてしまいそうで……


「ぇッ……」


自分の懐に抱き寄せてしまった。

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