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三角関係ときどき四角

第5章 天国と地獄

舞彩の部屋をノックしたが反応は無く
どうせ舞彩一人だからと扉を開けると
内風呂の方向から賑やかな声が聞こえてきた。


『ちょッ……熱ッ……熱いってばッ!
キャハハ……ゃめてよぉッ!陵介ってばッ!』

『足湯じゃないんだから!風邪引くぞ!
舞彩!ほら、いい加減にしないと……』

『キャッ……熱いの苦手だもんッ!』


陵介くんと舞彩の距離が縮まったことに
どこか寂しい想いもあるが
それ以上に安堵した。


となると……


千夏は家族風呂で一人か。

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