テキストサイズ

三角関係ときどき四角

第6章 リセット

「珠理の厚意でね、暫くの間はここで
舞彩と暮らして隆哉から離れることにしたの」

「それがいいと思うよ。舞彩の為にも。
……千夏の為にも」


お姉ちゃんとリョウくんは見つめ合い
今にもキスをしてしまいそうな雰囲気。


「ありがとう。ごめんね、相談も無く」

「いや……俺の方こそ千夏に何も
出来なくて……ごめん。千夏、大丈夫か?」


お姉ちゃんは精神的に参りながらも
舞彩を守ろうとしている。


お姉ちゃんの辛さに比べたら
私の色恋沙汰なんて……

ストーリーメニュー

TOPTOPへ