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三角関係ときどき四角

第6章 リセット

慰めの言葉を掛けると思っていた。


「千夏。そろそろ正直になる頃じゃない?」

「ぇッ……」


お姉ちゃんも……私ですら
リョウくんの言葉に理解出来ずにいた。


「お義父さんを……好きになったんだね」


お姉ちゃんは一呼吸置くと
リョウくんの腕の中で頷いた。


「リョ……陵介さん……どうしてそれを……」


思わず私が言葉を発してしまった。


だってお姉ちゃんが隆哉さんに
されたことを考えたら
お姉ちゃんが隆哉さんを
好きという答えに辿り着くわけが……

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