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三角関係ときどき四角

第6章 リセット

「僕と千夏の関係をお義父さんは
御存知でしたよね」


深夜の時間帯。


陵介くんが僕の書斎を訪れた。


「千夏から聞いています」


陵介くんの凄みに
二回りほど年齢が離れた僕は
つい敬語を使ってしまう。


「千夏とは終わりました。その意味を
お義父さんには御理解出来ますか?」

「……いいえ」

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