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三角関係ときどき四角

第8章 乱れた三角関係

私のこの右手に
リョウくんがしてくれた
愛撫の記憶を手繰り寄せる。


「んふぅ……リョウくん……」


覚えてる……忘れるわけがない。


「き……気持ちいいよ……そう……そこだよ」


頭の中で記憶と願望が入り乱れる。


「リョウくん……も……もうダメ……」


私はリョウくん以外の男を知らない。


これでいいの……


これなら誰も傷付かない。

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