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お夜食を届ける時間は
日付が変わる0時と決まっている。


「失礼します。お夜食お持ちしました」

「ありがとうございます」


リョウくんは机に向かい
こちらを見ずに返事をした。


「置いておきますね。熱いうちにどうぞ」


お夜食を食べる為だけに用意された
小さな丸テーブルの上に
熱々の鍋焼きうどんを置き
膝をついていた私は立ち上がろうと……


「キャッ！！！」


鍋焼きうどんの器とテーブルの間に
身に付けていたエプロンが
挟まっていて……