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三角関係ときどき四角

第9章 お隣さんと……

二人を送り出すと食器洗いを始めた。


すると雅俊さんが横に立ち
手伝ってくれた。


「あ、千夏ちゃん落ち込んでるでしょ」

「……分かります?」

「千夏ちゃんはおばさんじゃないよ。
僕には20代にしか見えない」

「またまたー」


雅俊さんは私の表情を読み取り
誰も傷付けることなく
この場に適した言葉を
冗談交じりに投げ掛けてくれる。

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