テキストサイズ

三角関係ときどき四角

第12章 怪文書の行方

俺と来瞳ちゃんは人一人分の間隔を空け
ベッドに寄り掛かり、フローリングに座った。


「虎二くんに相談があるの」

「俺に?それならもっと前に相談を
してくれればよかったのに」


俺と来瞳ちゃんは三年間の
SNS上での付き合いがある。


「ぅん……最近出来た悩みだから……」

「そっか。俺で役立てるなら」


ベッドの上はお預けかな。


「好きな人が居るの……その相談を
虎二くんにしたくて……」


……ベッドに乗る以前の問題。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ