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三角関係ときどき四角

第12章 怪文書の行方

作文のような手紙のような……


「パパちょっと見てみて」


ソファーを定位置に置いたパパは
私が広げた状態にした紙を覗き見る。


「変な文章だな。来瞳が書いたのか?」

「ぅぅん。誰かの忘れ物だと思う」


虎二か伊庵の忘れ物だと……


パパの考えている表情が
瞬時にして険しくなった。


そして……


「千夏と僕が……異母きょうだい……」


                おわり👮

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