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三角関係ときどき四角

第2章 夫と娘の秘密

数年の間、仕事で千夏と接し
わだかまりが消えかけた頃
千夏から猛アプローチをされた。


しかし、皮肉なもので
千夏への想いは残念ながら消えていた。


遠回しに断ったが
千夏は一歩も引き下がらず
とうとう僕も根負けしてしまい
交際を始めることになったのは
舞彩が中学校に入学した時期だった。


そして交際を始めた晩に
13年振りに千夏を抱いた。


あの初々しかった面影は消えていたし
千夏に対しての想いが蘇ることも無かった。

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