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三角関係ときどき四角

第2章 夫と娘の秘密

ミカはアキラくんを気に入ったようで
簡易的なカップルが成立した。


「舞彩ちゃん、歌わないの?」


ここはカラオケボックス。


「歌はあんまり……陵介くんの歌、聴かせて」

「俺の美声を聴いたら惚れちゃうよ」


……軽ッ。


合コンなんてこんなものだろうと
思ってはいたけど。


「いいんですか?ハードル上げちゃって」

「それは俺の歌を聴けば分かるよ」


大層な自信ですこと。

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