
21年愛~これからもずっと
第2章 リアル2章 相葉さん目線
いつも、気がついたら隣にいる事の多いにの。
若い頃。
じゃれ合ってる事の多かった俺ら5人。
仕事でもプライベートでも確かに、ワイワイ
してた。
その中でも、やっぱりにのは俺にとっては
特別で…
俺だけじゃなくて、リーダーとも翔ちゃんとも
何やらスキンシップが多いにのに…
ちょっとやきもち妬いてた。
それを、表に出す事はなかったと思う。
だってさ。
そんな権利ないしね…
自分の心の中だけで、モヤモヤしていた
あの頃の俺は、出会った頃よりも
にのの事凄く好きに
なってたんじゃないかって思う。
にのは、そんな俺の気持ちなんか知るはずも
ないだろうけどね?
みんなに負けないくらい、にのにくっつく俺。
今とは違う、一際甲高いにの独特の声で
フフフッって笑うのが聞きたくて、わざと
すり寄って擽ってみたりしてたっけ。
楽屋のソファーに、横向きにダラっと座ってゲーム
してるにのの空いた首筋に、クンクン犬みたいに
鼻を近付けて、にのの香りを吸い込んでみる。
相「にのっていい匂いするよね」
なんて。
にのは、
ニ「はっ?」
って反応してるけどさ。
耳と顔がピンクになって照れるにのが
凄く可愛いくてさ。
そんな反応が見たくて
つい、何回も無防備なにのにやっちゃってた。
しかも、みんないない二人の時にね。
普段あんまり、見せない顔を俺の前だけで
見せる反応を、俺1人で楽しむのが好きだった。
だってさ。
にのの事、本当はみんなにも触って欲しくないし
俺、独り占めしたいなんて。
心の中では、考えたりしていたんだよ。
絶対、そんな素振りは見せれないけどね。
