
道о明日に繋がる光
第10章 *はる
「秀、なにしてんの?」
『…!? はる…』
すっぽり女と繋がったまま
目をまん丸くさせて
硬直する秀
息荒くしてる女わ
あたしなど気にもしてない
「だから なにしてんの?」
今まで自分でも
聞いたことのないような
低い声で言った
『ちがッ…はる、聞いて?』
必死に訴える秀
その時 裸の女が口を開いた
「しゅうわ〜あんたみたいな
餓鬼本気で相手にするほど
女に困ってないのぉ〜」
『おいっ 余計なこと
ゆうなよ』
余計なこと?
なにそれ?
「だから〜遊ばれてたの
いい加減わかってよね
子猫ちゃんッ」
なにかがぶちギレた
「ばっかぢゃない?(笑)
あたしのほうが
願い下げだっつーの」
笑い飛ばした
秀の重い空気も
女の馬鹿にした態度も
全部 壊してやった
